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大塚光圀×指原莉乃 小さくなった彼

目覚まし機能で時間通り起きた私に昨日まであったはずの温もりが消えた。

その代わり布団が小さく膨らんでいた。

布団をめくってみると幼稚園児くらいの男の子が丸まって寝ていました。

まさかと思って、服を着て、男の子を起こしてみる。

「ねぇ、起きて。」

「え?お姉ちゃん。誰?母ちゃんと父ちゃんは?」

「私は指原莉乃。君の名前は?」

昨日まで隣にいた彼のいた場所にいた男の子。魔法とかがあると仮定すれば答えは一つ。

「俺?俺は大塚光圀。母ちゃんと父ちゃんは?」

やっぱり光圀だった。お父さんとお母さんしか身寄りがいなかったって言ってたから、死んでいるなんて言って信じるかな?

「旅行に行くって言っていたよ。それよりお腹空かない?」

「お姉ちゃん。ご飯、作れるの?」

ちょっと生意気だけど可愛い。光圀ってこんな子供だったんだ。私が光圀の子供生んだら、って何考えているの?私。

「冷蔵庫の中身次第かな?」

裸のままじゃちょっとまずいと思って、タオルを巻いてあげた。そして、キッチンに向かう。

冷蔵庫の中はあまり無かった。

そう言えば、昨日でいう明日。早い話が今日買い物デートに行く予定だったっけ?

未開封のコーンフレークを見つけたので、それを二人で食べることにしたが課題があることを忘れるところだった。

尾崎さんに電話を入れないといけないのだ。

電話はすぐに繋がった。

「あぁ、指原。どうした?」

「大塚さんから風邪ひいたって連絡が入ったので電話してます。」

「・・・そうか。お大事にって伝えてくれ。大塚君って一人暮らしだよな?看病の必要があるんじゃないか?」

「私が今向かってます。心配いりません。」

「あまり長居して風邪移されるなよ。」

「はい。失礼します。」

電話が終わると、彼が叫んでいた。

「お姉ちゃん。お姉ーちゃん。」

「どうしたの?」

「僕、トイレ行きたい。」

「ごめんね。どっち?オシッコ?うんち?」

「オシッコ。」

チビ光圀。可愛い。なんて思いつつ、抱っこしてお風呂場へ。

「排水溝にしてね。」

「うん。」

子供とはいえ、勢いの良い放尿を終えた光圀の股間を洗い、さっきのタオルで拭きあげた。

「さて、ご飯、ご飯。」

そう言って走り出したチビ光圀の身体が光ると、私のよく知る光圀に戻っていた。

「うおっ!なんで俺、裸なんだよ!?」

独り言を吐くと光圀はそそくさと寝室に向かった。

チビ光圀の写真撮っておけば良かった。

尾崎さんに風邪だって言ったのを思い出して、光圀の元に向かった。

「光圀。尾崎さんからの伝言。今日、リフレッシュ休暇だって。」

「なんでだよ。」

「実はね。・・・」

さっきまで小さくなっていて、風邪だと言う嘘をついて誤魔化しておいたって言ったら、お仕置きというなのエッチに走られた。