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［＃１字下げ］マジすか学園Z～坂の3トップ編～［＃「マジすか学園Z～坂の3トップ編～」は大見出し］
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杏仁豆腐
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［＃２字下げ］坂の3トップ［＃「坂の3トップ」は中見出し］

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［＃４字下げ］退屈のテッペン［＃「退屈のテッペン」は小見出し］

　馬路須加女学園、通称マジ女。
　都内最強のヤンキー校。
　テッペンを戴くのは、ラッパッパ部長、ソルト。
　その強さは、マジ女OGネズミ曰く「化け物」
　ソルトは今日も、マジ女の屋上で退屈の空を見上げている。
　ｿﾙﾄ「テッペンの空なんて退屈なものだ」
　

　マジ女ラッパッパの部室。
　ﾏｼﾞｯｸ「最近、退屈だな…」
　マジックはトランプを弄びながら、ヨガに呟いた。
　ﾖｶﾞ「平和なのはいいことだろ」
　ヨガは瞑想しながら答える。
　ｵﾀﾍﾞ「さくらみたいに、勉強に励むか？」
　ﾏｼﾞｯｸ「うは、ご冗談を」
　ﾊﾞｶﾓﾉ「しかし、さくらはなんで勉強なんか…」
　ｵﾀﾍﾞ「あのなあ…うちら本来、勉強が本分やろ」
　ﾊﾞｶﾓﾉ「そうだっけ？」
　ｵﾀﾍﾞ「さくらが授業受けることで、勉強する奴らが出てきたらしいし…マジ女も変わっていくかもしれへんな」
　ﾊﾞｶﾓﾉ「勉強って言えば、おたべさん。ソルトさんが勉強出来るって、マジ？」
　ｵﾀﾍﾞ「よう知らんけど、そうらしいな」
　ﾏｼﾞｯｸ「頭いいヤンキーで喧嘩最強って何なんだよ、あの人」
　ﾖｶﾞ「一生ついていく…」
　ﾏｼﾞｯｸ「気持ちわりいぞヨガ」
　そんな会話をしていると、ソルトが屋上から戻ってきた。
　ｿﾙﾄ「おたべ…出てくる…」
　ｵﾀﾍﾞ「ああ…」
　ﾊﾞｶﾓﾉ「ソルトさん、退屈してんなぁ。誰か喧嘩売ってこいよぉ！」
　バカモノがサンドバッグを叩きながら、喚いた。
　

　

　

　

　

　



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［＃４字下げ］欅坂のセゾン［＃「欅坂のセゾン」は小見出し］

　矢場久根女子商業高校(通称ヤバ女)
　マジ女、激尾古と抗争している、ヤバ女の正門前に、一人の他校の生徒が現れた。
　当然突っ掛かる、ヤバ女のヤンキー達。
「何の用だ？」
　ｾｿﾞﾝ「ここのテッペンダレ？テッペンとりに来たんだけど？」
「ああん？何いってん…グハっ」
　ｾｿﾞﾝ「聞こえなかった？テッペンを取りに来た」
「ふざけんな！どこの馬鹿だ！てめえ！」
　ヤバ女のヤンキー達が突っ掛かっていく。
　ｾｿﾞﾝ「雑魚に用はないんだけど？」
　突然現れた他校の生徒は圧倒的強さで、ヤバ女のヤンキーを伸していく。
　ｾｿﾞﾝ「欅坂のセゾンがテッペンを取りに来たって、ここのテッペンに伝えてっていってんだけど？」
　倒れたヤンキーの一人の髪を掴んで引き釣り起こし、顔を近づける。
　ｱﾓﾝ「誰だ、お前。いい度胸してんな？」
　ｾｿﾞﾝ「あんたが？テッペン？」
　ｱﾓﾝ「テッペンはヘッドだ。テッペンとりたきゃ、アタシとゲッコウを越えて行かないと無理だぜ」
　ｾｿﾞﾝ「そう…めんどくさいな…」
　ｱﾓﾝ「じゃあ帰れよ。こんな真似して、ただで済むと思うなよ？欅にはアタシとゲッコウで挨拶に行ってやるよ！」
　ｾｿﾞﾝ「それは出来ない」
　セゾンがアモンに襲いかかる。
　不意を突かれたアモンは、セゾンの右フックでダウンし、動かなくなった。
　ｾｿﾞﾝ「ツマンナイな…」
　

　



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［＃４字下げ］乃木坂のセブン［＃「乃木坂のセブン」は小見出し］

　激尾古高校看護科。
　かつてはマジ女と抗争を繰り広げ、敵対していた。
　カリスマ的存在だった総長アントニオと副総長のコビーが卒業し、シロギクが総長となり、副総長には風変わりな高校生雀士のシャータンキがついた。
　ｼｬｰﾀﾝｷ「それ、ロンでーす！」
　ﾏｵ「げっ、マジかよー。ヒッカケか…」
　ｼｬｰﾀﾝｷ「マンガンっすね、センパイ」
　ﾏｵ「ちぇっ、ほらよ」
　今日も麻雀に興じる、激尾古の面々。
　シロギク体制になってから、ヤバ女との抗争が激化、最近は圧され気味だった。
　ﾏｵ「ヤバ女とこれでやりあえばいいんだよ、なあ？」
　ｼｬｰﾀﾝｷ「そうっすね、ジャンマーなら、マジ女のソルトもさくらもよゆうっすね、センパイ」
　そこに、慌てた様子の、ディーバが飛び込んで来る。
　ﾃﾞｨｰﾊﾞ「大変や！」
　ｼｬｰﾀﾝｷ「あ、ディーバセンパイ、どうしたんっすか？」
　ﾃﾞｨｰﾊﾞ「ヤバ女が欅のセゾンってやつに乗っ取られて…総長が…シロギク姐さんが…乃木坂のセブンってやつにタイマンで負けた…」
　ｼｬｰﾀﾝｷ「ええー。それはヤバイじゃないっすかー」
　ﾏｵ「あんたが言うと、ヤバくなく聞こえるわ！で、シロギク姐さんは！どないなってん」
　ﾃﾞｨｰﾊﾞ「病院送りや！乃木坂のセブンのやつ…勝負ついた後も、総長をボコりやがったんだ！許せねえ」
　ｼｬｰﾀﾝｷ「乃木坂と欅って姉妹校でしたよね？ディーバセンパイ」
　ﾏｵ「問題そこじゃないやろ。激尾古がどないなんねんってことや！」
　ｹﾝﾆﾝ「決まってるでしょ？たった今から、セブンさんのパシリになってもらいます」
　突如、乃木坂の制服を着たケンニン(生駒里奈)が入ってくる。
　ﾃﾞｨｰﾊﾞ「テメー、誰だ！勝手に…あぐっ」
　ケンニンはディーバに前蹴りをかます。
　ｹﾝﾆﾝ「そういうことなんで、よろしくー。エヘヘヘへ」


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［＃４字下げ］乃木坂のホワイト［＃「乃木坂のホワイト」は小見出し］

　乃木坂女学院(通称乃木女)と欅坂女学院(通称ケヤキ)の姉妹校。
　清楚なお嬢様進学校でありながら、喧嘩の天才、乃木女のホワイト(白石麻衣)、セブン(西野七瀬)、ケヤキのセゾン(平手友梨奈)が、ヤンキーのテッペンを狙っていた。
　ｾﾌﾞﾝ「後はマジ女だけだよ、ホワイト」
　ｾｿﾞﾝ「マジ女のテッペンはソルトっていうのか…」
　ﾎﾜｲﾄ「マジ女は10年、ヤンキーのテッペン張ってる。今のテッペンソルトはマジ女史上最強って噂だけど…」
　ｾﾌﾞﾝ「臆したの？ホワイト」
　ﾎﾜｲﾄ「冗談でしょう？とってやるわ。マジ女のテッペン…マジ女でテッペンとって、ヤンキーでも、進学校でもテッペンをとる。ゾクゾクするわ」
　ｾｿﾞﾝ「一人で乗り込む？ホワイトさん？マジ女は雑魚もそれなりにやるって言うし、露払いくらいはして差し上げますわよ？」
　ﾎﾜｲﾄ「ふふっ。貴女が暴れたいだけでしょう？セゾン。まあ、貴女がそうしたいって言うなら、構わないけど」
　ｾﾌﾞﾝ「で？ホワイト。四天王はどうする？ソルトとやるには、四天王と副部長のさくらっていうやつに勝たないといけないらしいけど」
　ﾎﾜｲﾄ「折角3トップ揃っているわけだし、一気に勝負をつけましょう…３人でマジ女を潰して、テッペンを頂くわ」
　



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［＃４字下げ］ソルトとさくら①［＃「ソルトとさくら①」は小見出し］

　食堂「亜粗美菜」マジ女のOGみなみが営んでいる。
　ここ最近は、マジ女の生徒達の憩いの場と化している。
　勿論、一般の客の迷惑にならないように、店内では騒いだり、行儀の悪いことは禁止である。
　今日も今日とて、マジ女の生徒が亜粗美菜にたむろしていた。
　ﾀｶﾐﾅ「賑やかなのはいいんだけどなぁ…商売にゃなんねえな」苦笑いのみなみ。
　すると、賑やかだった店内が俄に鎮まり、緊張が走る。
　ﾀｶﾐﾅ「いらっしゃい！よお、さくら。久しぶりだな」
　さくらが、自称さくらの一番弟子を互いに主張する、２年生コンビのカミソリとゾンビを連れて来店した。
　ｻｸﾗ「お久し振りです、たかみなさん」
　店内のマジ女生徒達が立ち上がって、頭を下げる。
　店内の２ヶ所はマジ女の生徒が座ってはいけない席がある。
　その一席にさくらとカミソリゾンビが座る。
　もう１ヶ所は言わずもがな、ソルトの席である。但し、ソルトは滅多に亜粗美菜には来ないのだが…
　ﾀｶﾐﾅ「いつものでいいな？」
　ｻｸﾗ「はい」
　ﾀｶﾐﾅ「A定３つ！」
　さくらの来店で店内が静かになった。
　ソルトと並び、さくらもマジ女の顔なのだ。
　ｻｸﾗ「それで？二人とも…話ってなんだ？」
　ｶﾐｿﾘ「それが、大変なんですよ！さくら姐さん」
　ｻｸﾗ「その姐さんはやめろって言ってるだろ」
　ｿﾞﾝﾋﾞ「ヤバ女と、激尾古が、乃木女と、ケヤキの坂の3トップにしめられて、乗っ取られたらしいんっすよ！」
　ｻｸﾗ「乃木女？ケヤキ？」
　ｶﾐｿﾘ「やっぱ知らないんすね…さくら姐さん」
　ｿﾞﾝﾋﾞ「さくら姐さんはソルトさんしか興味ないから」
　ｻｸﾗ「おかしな言い方するな、ゾンビ。それはマジなのか？」
　会話を聞いていたみなみ。
　ﾀｶﾐﾅ「乃木女と欅って、すげえお嬢様の進学校じゃねえか？そんなとこに、ヤンキーがいるんか？」
　ｿﾞﾝﾋﾞ「そうなんです！人呼んで、坂の3トップ…学業の成績がトップなだけじゃなく、喧嘩もそりゃあ強いらしいんですよ」
　ｶﾐｿﾘ「ヤバ女のテッペン、ヘッドと激尾古のテッペンシロギクは病院送りに…」
　ﾀｶﾐﾅ「A定お待ち！」
　ｶﾐｿﾘ「あー腹ペコペコだったんすよー」
　ｿﾞﾝﾋﾞ「カミソリはいつもだろ」
　ｶﾐｿﾘ「大食いはお前だろうが」
　ｿﾞﾝﾋﾞ「ああん？何だと？」
　ｻｸﾗ「やめろ、二人とも。黙って食べな」
　ｶﾐｿﾘ「あれぇ？たかみなさん？」
　ﾀｶﾐﾅ「なんだ？」
　ｶﾐｿﾘ「さくら姐さんのが一品多くないっすか？」
　ｿﾞﾝﾋﾞ「あ、ホントだ。ひいきだー」
　ﾀｶﾐﾅ「ガキかお前ら。さくらはマジ女のNo.2だぞ？お前らもおまけしてほしきゃ、さくらやソルトを越えるこった。因みに、ソルトは二品おまけだけどな」
　ｶﾐｿﾘ「あ、それで、さくら姐さん。その坂の3トップは今度は、マジ女を狙ってるらしいんですよ」
　ｻｸﾗ「……」
　

　



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［＃４字下げ］ソルトとさくら②［＃「ソルトとさくら②」は小見出し］

　ｻｸﾗ「ご馳走さまでした」
　ｶﾐｿﾘｿﾞﾝﾋﾞ「ご馳走さまっす」
　さくら達が箸を置いた時、再び空気が凍りつく。
　マジ女の生徒達は、潮が引いたように、その人物に会釈をして亜粗美菜から出ていく。
　ﾀｶﾐﾅ「いらっしゃい！ソルト」
　ｿﾙﾄ「……B…」
　ﾀｶﾐﾅ「B定一丁！」
　ソルトはチラリとさくらをみて微笑むと、ソルト専用の席に座る。
　ｶﾐｿﾘ「じゃ、じゃあさくら姐さん、私達はこれで…お先に失礼します…」
　ｿﾞﾝﾋﾞ「失礼しまーす」
　店内はさくらとソルトの二人だけになる。
　さくらがソルトの対面に座る。
　ｻｸﾗ「ここに来るのは久しぶりじゃないですか？ソルトさん」
　ｿﾙﾄ「覚えてない…さくら…お前は…帰らないのか？」
　ｻｸﾗ「いえ、そのつもりだったんですけど、カミソリとゾンビに聞いたことがあって…」
　さくらは、カミソリゾンビに聞いた事をソルトに話した。
　ﾀｶﾐﾅ「B定お待ち！」
　ｿﾙﾄ「そうか…」
　ソルトは手を合わせて、静かに食事を始めた。
　ｻｸﾗ「ソルトさんには申し訳ありませんけど、退屈してもらいます」
　ソルトは依然として、静かに、美しい所作で食事を続けている。
　ﾀｶﾐﾅ「あいつはただ強いだけのヤンキーじゃねえな…」
　ｿﾙﾄ「さくらやおたべがいる…心配してない…」
　ｻｸﾗ「ソルトさんと再びタイマンできるようになるまで、負ける訳にいきません」
　ｿﾙﾄ「待ってる…早く…昇ってこい…」
　ｻｸﾗ「それに…勉強もテッペン取ります！」
　ﾀｶﾐﾅ「ちょっと待てよ、さくら…もしかして、ソルトって…」
　ｻｸﾗ「学業の成績もテッペンなんです」
　ﾀｶﾐﾅ「ええっ！？マジか！？じゃあ何で留年してんだよ、ソルト」
　ｿﾙﾄ「………」
　ソルトは再び手を合わせて食事を終えた。
　ｿﾙﾄ「待ってるんです…さくらを…」
　ﾀｶﾐﾅ「待ってるって、マジかよ…半端ねぇな…さくら…早く強くなるこった。あんまりソルトを待たせるもんじゃねえよ」
　

　ｻｸﾗ「はい」
　ﾀｶﾐﾅ「おっと、そうだ、新メニューのデザート作ってみたからよ、食べてみてくんねぇか？」
　



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［＃４字下げ］3トップ襲来［＃「3トップ襲来」は小見出し］

　何事もなく、数日がすぎる。
　ソルトは屋上で退屈していて、ラッパッパはさくらは授業、おたべ達四天王は部室で暇つぶし。
　そんな昼下がり、3年生を仕切る、カタブツが飛び込んできた。
　ｶﾀﾌﾞﾂ「失礼します！おたべさん！来ました！乃木女と欅の3トップが、ヤバ女と激尾古の連中を従えてます！」
　ｵﾀﾍﾞ「きよったか…カタブツ！火鍋にホルモンを頼むで！」
　ｶﾀﾌﾞﾂ「はい！」
　ﾊﾞｶﾓﾉ「返り討ちや返り討ちー！乃木だかオギだかなんだか知らねえけどなー」
　ﾏｼﾞｯｸ「ソルトさんには寝てて貰おうぜ」
　ﾖｶﾞ「私が全員倒す」
　

　マジ女正門前
　センターにホワイト、両脇にヤバ女と激尾古を従えたセブンとセゾンが現れた。
　マジ女もさくらを筆頭に、四天王やチーム火鍋、チームホルモンが迎え撃つ。
　ﾎﾜｲﾄ「お待ちかねってところかしら？マジ女の皆さん」
　ｾﾌﾞﾝ「テッペンのテッペン、取りに来たわよ？ソルトは？」
　ｵﾀﾍﾞ「ソルトが相手するまでもないわ！うちらで充分や」
　ｾｿﾞﾝ「めんどくさいから、早く終わらそうよ、ホワイト」
　ﾎﾜｲﾄ「ソルトはどこ？私とタイマン勝負しようじゃないか」
　ｵﾀﾍﾞ「そいつは無理や。マジ女のテッペンはうちら４人にさくらを倒さんとな」
　ｾﾌﾞﾝ「勿体ぶっちゃって。どうせ大したことないくせに」
　ﾊﾞｶﾓﾉ「んだと、こら！ゴチャゴチャ言ってないでこいよ！」
　セゾンが突っ掛かろうとするのを制止したホワイト。
　ﾎﾜｲﾄ「ま、郷に入りては郷に従えって言うし…」
　ﾊﾞｶﾓﾉ「ご、ごう…どういう意味だ？マジック」
　ﾏｼﾞｯｸ「うるさい、後でググれ」
　ﾎﾜｲﾄ「あなた達５人、こちらは３人、タイマン勝負といこうじゃないか？」
　ｵﾀﾍﾞ「どうする？さくら」
　ﾎﾜｲﾄ「最後まで立っていた者が勝ち。勿論、私達の誰かが立っていたら、ソルトとやらせて貰うわよ？」
　ｻｸﾗ「いいわ…おたべさん」
　ｵﾀﾍﾞ「決まりやな。こっちは、さくらと私…もう一人…」
　ﾊﾞｶﾓﾉ「オレが行く」
　ﾏｼﾞｯｸ「アタシだろ？」
　ﾖｶﾞ「私だ」
　ｾｿﾞﾝ「めんどくさい、３人まとめてきなよ」
　ﾏｼﾞｯｸ「なめんな！マジ女はタイマンが原則だ！どうする？」
　ｵﾀﾍﾞ「決まっとるやろ？いつものやつや」
　ﾏｼﾞｯｸ「ちぇっ、仕方ねえな…」
　ﾊﾞｶﾓﾉ「最初はグーだぜ？」
　

　

　



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［＃４字下げ］バカモノ対セゾン［＃「バカモノ対セゾン」は小見出し］

　ﾊﾞｶﾓﾉ「よっしゃ、オレの勝ちだ」
　ﾏｼﾞｯｸ「クソっ、じゃんけんだけはやたらつええんだもんな、バカモノのやつ」
　ｾｿﾞﾝ「決まった？誰でも一緒だけどね」
　ﾊﾞｶﾓﾉ「お前の負けがなっ！！」
　バカモノがセゾンに先制攻撃を仕掛ける。
　ｾｿﾞﾝ「ふん、野蛮人！」
　セゾンはバカモノの拳をかわすと、カウンターでボディーを見舞う。
　ﾊﾞｶﾓﾉ「うぐっ！！」
　ｾｿﾞﾝ「あんた、あだ名の通り馬鹿なんだねー」
　強烈な左右のフックから、アッパーを繰り出すセゾン。
　ﾊﾞｶﾓﾉ「ガハっ…」
　ﾏｼﾞｯｸ「バカモノ！」
　バカモノが膝から崩れ落ちる。
　セゾンが止めの蹴りをバカモノに放つ。
　ｾｿﾞﾝ「バイバーイ、お馬鹿さん」
　セゾンの蹴りがこめかみに決まった刹那、バカモノはそれを受け止める。
　ｾｿﾞﾝ「！？」
　ﾊﾞｶﾓﾉ「調子にのってんじゃねえっ…があああああ」
　バカモノはセゾンの右足を掴んで力任せにぶん投げた。
　ｾｿﾞﾝ「ガッ…」
　地面に強かに叩きつけられたセゾン。
　バカモノはそのまま前のめりに倒れ、失神してしまった。
　セゾンは肩を脱臼。
　立ち上がって、憤怒の顔で、なおもバカモノに殴りかかろうとした。
　ｵﾀﾍﾞ「待ちいや！勝負はついとるやろ！」
　ﾏｼﾞｯｸ「バカモノ！バカモノぉ」
　マジックがバカモノを抱き抱え、セゾンを睨み付ける。
　ｾｿﾞﾝ「次はお前？」
　セブンがセゾンを止める。
　ｾﾌﾞﾝ「休んでなさい」
　セゾンは大人しく引き下がる。
　セブンが不敵に笑い、おたべに手招きする。


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［＃４字下げ］おたべ対セブン［＃「おたべ対セブン」は小見出し］

　マジ女四天王最強のおたべが、坂の3トップ、乃木女のセブンと対峙する。
　ｵﾀﾍﾞ「いくで！お嬢様」
　おたべが果敢に攻める。
　セブンはおたべのパンチや蹴りを華麗にかわす。
　ｵﾀﾍﾞ「おりゃあああ」
　ｾﾌﾞﾝ「うるさいな…」
　ｵﾀﾍﾞ「！？」
　セブンはおたべのパンチをかわし、その腕を掴むと、ぐいっと引き寄せた。
　ｵﾀﾍﾞ「ガハっ！？」
　ショートレンジのラリアット、【レインメーカー】
　倒れたおたべを踏みつけようとするが、間一髪、それはかわす、おたべ。
　ｵﾀﾍﾞ「なかなかやるやないか」
　立てとジェスチャーするセブン。
　ふらふら立ち上がるおたべ。
　すかさず、セブンが間合いを詰めて、腕と胸ぐらを掴んで、足を刈り、そのまま体重をのせて倒す。
　STO。
　おたべの意識が朦朧とする。
　ｻｸﾗ「レインメーカーにSTO…危険なプロレスの技を…躊躇わずに出すなんて…」
　セブンがおたべの髪を掴み、無理矢理引き起こす。
　ｾﾌﾞﾝ「なんだ？もう終わりかい？」
　ｵﾀﾍﾞ「………」
　ｾﾌﾞﾝ「あんた、マジ女四天王最強なんでしょ？最強四天王がこの程度じゃ、あそこのさくらってのも、ソルトも大したことなさそうだね」
　ｵﾀﾍﾞ「…ゆる…」
　ｾﾌﾞﾝ「ん？」
　ｵﾀﾍﾞ「…許さ…へんで…」
　おたべが突然息を吹き返し、セブンに頭突きをかます。
　ｾﾌﾞﾝ「うっ」
　ｵﾀﾍﾞ「うちの事は何て言おうが…かまへん…けどな…けどな…さくらやソルトを見くびるのは許せへんのんやっ」
　頭突きに怯んだセブンに追い撃ちで更に頭突きをかまし、力任せにぶん殴る。
　ｾﾌﾞﾝ「ごふっ…」
　ｵﾀﾍﾞ「マジ女なめんときぃや！」
　おたべが止めの右フックを放った刹那、またしても腕を掴んでのレインメーカーを繰り出した。
　ｵﾀﾍﾞ「……」
　ｾﾌﾞﾝ「はぁはぁ…やるわね…立ちなさいよ…」
　ｻｸﾗ「おたべさん！立たないで！おたべさん！」
　おたべが痙攣しながら立ち上がろうとする。
　ﾖｶﾞ「もういい！立ったらだめだおたべさん」
　ﾏｼﾞｯｸ「もうやめろ！」
　ｵﾀﾍﾞ「ゆ、許さ…へんで…」
　フラフラとセブンに向かっていくおたべ。
　力なく殴りかかったおたべがセブンに倒れ込む。
　そのままずるずるとセブンにすがり付くように倒れるおたべ。
　ｾﾌﾞﾝ「はぁ…はぁ…大したことないね…ふん…ホワイト、後は任せたわ」
　ヨガとマジックがおたべを抱き抱える。


［＃改ページ］

［＃４字下げ］さくら対ホワイト［＃「さくら対ホワイト」は小見出し］

　ｵﾀﾍﾞ「すまんな…さくら…ごほっ…負けてしもたわ…」
　ｻｸﾗ「喋らないでください…おたべさんのマジ受けとりましたから」
　ﾎﾜｲﾄ「これで、私かあなた、どちらか立っていた方が勝ちって事ね」
　さくらが制服のスカーフをとって、戦闘モードに入る。
　ホワイトが何故か制服のポケットに手を突っ込んだ。
　ｻｸﾗ「！？」
　ﾎﾜｲﾄ「どうしたの？来ていいわよ？」
　さくらはハンドポケットのホワイトに混乱していた。
　ｻｸﾗ「何のつもりだ…何でポケットに…」
　ﾎﾜｲﾄ「気にしないで、これが私の構えだから」
　さくらが痺れを切らし、ホワイトに殴りかかる。
　ｻｸﾗ「！！！」
　さくらは膝をついた。
　頬に痛みがはしる。
　ハンドポケットからのカウンター。
　ｻｸﾗ「(凄い…でも…)」
　さくらが強引に間合いを詰めて、ローキックを放つ。
　ハンドポケットのカウンターがさくらのアゴをとらえるが、構わずローキックを放つ。
　ﾎﾜｲﾄ「ぐっ…」
　それから、さくらの攻撃はハンドポケットカウンターと相討ち覚悟の殴りあい。
　ホワイトのカウンターは、速いが、重さがない事を見切ったさくらは、相討ち狙いで強引に攻める。
　ﾎﾜｲﾄ「やるじゃない！流石は、No.2ってことね…はぁ…はぁ<span style="line-height:1.8;">」</span>
　<span style="line-height:1.8;">ｻｸﾗ「(息があがってきてる。いけるわ)」</span>
　<span style="line-height:1.8;">さくらが一気呵成に攻め立てる。ハンドポケットのカウンターが追いつかなくなり、さくらの攻撃が当り始める。</span>
　<span style="line-height:1.8;">そして、さくら渾身のボディーブローがホワイトにめり込む。</span>
　<span style="line-height:1.8;">ﾎﾜｲﾄ「ぐふっ…」</span>
　<span style="line-height:1.8;">膝から崩れ落ちるホワイト。</span>
　<span style="line-height:1.8;">ﾏｼﾞｯｸ「チャンスだ！さくら！いけーーー」</span>
　<span style="line-height:1.8;">さくらの左フックが</span><span style="line-height:1.8;">炸裂し、ダウンするホワイト。</span>
　<span style="line-height:1.8;">ｻｸﾗ「まだ！目が死んでないっ！うわあああっ！」</span>
　<span style="line-height:1.8;">ダウンしたホワイトに止めの右を放つさくら。</span>
　<span style="line-height:1.8;">ｵﾀﾍﾞ「いかん…さくら…罠やぁっ…」</span>
　<span style="line-height:1.8;">ホワイトはニヤリと笑うと、打ち下ろしのパンチをかわすと、下からの三角絞めを極める。</span>
　<span style="line-height:1.8;">ﾎﾜｲﾄ「終わりよ！」</span>
　<span style="line-height:1.8;">ｻｸﾗ「う…う…」</span>
　<span style="line-height:1.8;">三角絞めを抜けようともがくさくら。</span>
　<span style="line-height:1.8;">ﾖｶﾞ「ダメだ！さくら！もがけばもがくほど極っちゃうんだ！さくらーー！」</span>
　<span style="line-height:1.8;">ﾏｼﾞｯｸ「嘘だろ…さくら…」</span>
　<span style="line-height:1.8;">ｾﾌﾞﾝ「もう無理ね。完全に極ってる。タップするか、落ちるかね」</span>
　<span style="line-height:1.8;">ﾎﾜｲﾄ「強さは認めてあげるわ。でもテッペンは頂くわ…」</span>
　<span style="line-height:1.8;">ｻｸﾗ「………」</span>
　ｶﾐｿﾘ「さくら姐さん！」
　ｿﾞﾝﾋﾞ「さくらさぁぁぁん」
　みんなの叫び声が、遠くなっていく。
　ｻｸﾗ「(ソ…ル…ト…さん…)」
　ホワイトがさくらを落とすため、締めを強めた。
　ｻｸﾗ「……」
　抵抗していた手がだらりと落ち、力が抜ける。
　それを確認したホワイトは三角絞めを解く。
　勝負あり。
　カミソリとゾンビが泣きながら、さくらに駆け寄る。
　乃木女のホワイトがソルトに肉薄した。
　ﾎﾜｲﾄ「ふう…」
　ホワイトがお腹を押さえながら、立ち上がった。
　そこに、ソルトが現れた。
　

　

　

　



［＃改ページ］

［＃４字下げ］ラッパッパ［＃「ラッパッパ」は小見出し］

　さくら対ホワイトはまさかのさくらの敗北。
　三角絞めで失神してしまったさくらをカミソリゾンビが介抱している。
　お腹を押さえながら、立ち上がったホワイト。
　そこに、静かにソルトが立っていた。
　ソルトが、バカモノ、おたべ、さくらを見る。
　ﾎﾜｲﾄ「あなたがソルト？」
　ｿﾙﾄ「ああ…」
　ﾎﾜｲﾄ「見ての通りよ。立っているのは、私。テッペン、とらせて貰うわよ」
　ホワイトが臨戦態勢に入る。
　ｿﾙﾄ「今で…いいのか？」
　ﾎﾜｲﾄ「え？」
　ｿﾙﾄ「怪我人に負けるほど弱くない…」
　ﾎﾜｲﾄ「怪我？こんなの怪我のうちに入らないわ」
　ｿﾙﾄ「そう…」
　ソルトが間合いを詰めて、パンチをボディーに寸止めする。
　ﾎﾜｲﾄ「うっ！？」
　ｿﾙﾄ「待っててやる…怪我を治してこい…」
　ﾎﾜｲﾄ「……」
　ホワイトは黙って踵を返し、
　ﾎﾜｲﾄ「出直すわ。行きましょう、セブン、セゾン」
　坂の3トップは帰っていった。
　

　ラッパッパ部室
　さくらは失神したまま、ソファーベッドに寝かされた。
　ｵﾀﾍﾞ「ゴメンな…ソルト…負けてしもたわ…」
　ﾊﾞｶﾓﾉ「すいません…ソルトさん」
　ｿﾙﾄ「気にするな…相手が強かった…それだけだ…」
　ソルトは屋上に消えた。
　ﾏｼﾞｯｸ「まさか、さくらが負けちまうなんてな…」
　マジックが横たわるさくらをみて呟いた。
　ﾖｶﾞ「あのダウンは芝居だった…」
　ｵﾀﾍﾞ「そやな…効いてはいたけどな…いっ痛。もっと、優しくできひんのか、マジック」
　ﾏｼﾞｯｸ「無茶言わないで下さいよ、素人なんだから！」
　ﾊﾞｶﾓﾉ「マジック、俺も頼む」
　ﾏｼﾞｯｸ「お前は自分でやれよ」
　ﾊﾞｶﾓﾉ「何でだよ！」
　ﾖｶﾞ「それだけ元気なら大丈夫だ。バカモノ」
　ｻｸﾗ「う…」
　さくらが目を覚ます。
　ｵﾀﾍﾞ「気付いたようやな、さくら」
　ｻｸﾗ「………私…負けたんですね…」
　さくらは天井をぼんやり眺めながら呟いた。
　ｵﾀﾍﾞ「そやな…あんただけやない、ラッパッパが負けたんや」
　さくらが身体を起こす。
　ｻｸﾗ「ソルトさんは！？ホワイトとどうなったんですか！」
　ｵﾀﾍﾞ「勝負は持ち越しや。さくらのボディーブローが効いてたみたいでな、怪我を治して来いって、ソルトが言ってな」
　ｻｸﾗ「そうですか…」
　ﾏｼﾞｯｸ「ソルトさんが勝てば問題ない。てか、負けるわけねぇよ、ソルトさんが」
　ﾖｶﾞ「当たり前だ」
　ﾊﾞｶﾓﾉ「今度は負けねえ！セゾンだかオゾンだか…ん？オゾンって何だ？マジック」
　ﾏｼﾞｯｸ「うるせー馬鹿、ググれ」
　

　

　

　



［＃改ページ］

［＃４字下げ］手紙［＃「手紙」は小見出し］

　数日後。
　あれから、さくらは登校していない。
　ラッパッパ部室。
　ﾏｼﾞｯｸ「さくらのやつ、相当ショックだったんだな」
　ﾊﾞｶﾓﾉ「そりゃそうだ。テッペン目指してんのに、ソルトさん以外の奴に負けちまったんだからな」
　そこにおたべがやって来た。
　ｵﾀﾍﾞ「ソルトは？」
　マジックが上を指差す。
　

　屋上。
　ソルトは今日も退屈そうに、遠くを見つめていた。
　ｵﾀﾍﾞ「ソルト」
　ソルトが振り向く。
　ｵﾀﾍﾞ「さくらからや」
　と、おたべはソルトに便箋を手渡した。
　～ソルトさん、おたべさん、ラッパッパの皆さん。私は、テッペンをとりたい。
　そのために自分を見つめ直したいのです。しばらくラッパッパを離れます。
　ソルトさん。立ち止まった私が言うのも可笑しいですが、ソルトさんを倒すのは私です。
　だから、私が戻るその時まで、テッペンでいてください。～さくら～
　

　読み終えたソルトは便箋をおたべに返す。
　ｿﾙﾄ「さくららしいな…」
　ｵﾀﾍﾞ「ほんまやな…真面目な子や…」
　ｿﾙﾄ「おたべ…」
　ｵﾀﾍﾞ「ん？」
　ｿﾙﾄ「さくらを…助けてやってくれ…」
　ｵﾀﾍﾞ「任しとき。あの子の行くところに心当たりがある」
　ｿﾙﾄ「頼んだぞ…」
　～坂の3トップ編完～
　CAST
　ソルト～島崎遥香～
　おたべ～横山由依～
　マジック～木崎ゆりあ～
　ヨガ～入山杏奈～
　バカモノ～川栄李奈～
　カミソリ～小嶋真子～
　ゾンビ～大和田南那～
　カタブツ～岡田奈々～
　

　アモン～田野優花～
　シャータンキ～須藤凛々花～
　マオ～三田麻央～
　ディーバ～古畑奈和～
　

　ホワイト～白石麻衣～
　セブン～西野七瀬～
　セゾン～平手友梨奈～
　ケンニン～生駒里奈～
　

　みなみ～高橋みなみ～
　

　さくら～宮脇咲良～
　



