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馬路須加女学園、通称マジ女。

都内最強のヤンキー校。

テッペンを戴くのは、ラッパッパ部長、ソルト。

その強さは、マジ女OGネズミ曰く「化け物」

ソルトは今日も、マジ女の屋上で退屈の空を見上げている。

ソルト「テッペンの空なんて退屈なものだ」


マジ女ラッパッパの部室。

マジック「最近、退屈だな…」

マジックはトランプを弄びながら、ヨガに呟いた。

ヨガ「平和なのはいいことだろ」

ヨガは瞑想しながら答える。

オタベ「さくらみたいに、勉強に励むか?」

マジック「うは、ご冗談を」

バカモノ「しかし、さくらはなんで勉強なんか…」

オタベ「あのなあ…うちら本来、勉強が本分やろ」

バカモノ「そうだっけ?」

オタベ「さくらが授業受けることで、勉強する奴らが出てきたらしいし…マジ女も変わっていくかもしれへんな」

バカモノ「勉強って言えば、おたべさん。ソルトさんが勉強出来るって、マジ?」

オタベ「よう知らんけど、そうらしいな」

マジック「頭いいヤンキーで喧嘩最強って何なんだよ、あの人」

ヨガ「一生ついていく…」

マジック「気持ちわりいぞヨガ」

そんな会話をしていると、ソルトが屋上から戻ってきた。

ソルト「おたべ…出てくる…」

オタベ「ああ…」

バカモノ「ソルトさん、退屈してんなぁ。誰か喧嘩売ってこいよぉ!」

バカモノがサンドバッグを叩きながら、喚いた。