文字サイズ:

1st 初めての試合 Part3

奏翔「えっとじゃあ、試合始まるし…円陣でも…します?
気合を入れるためにも…。」

ウォーミングアップを数分かすると、すぐに試合が始まると言う放送が入ると奏翔たちは円になって円陣をしようとするが、何をいえばいいかわからず迷っていた。

愛佳「もういいや、奏翔なに言うかかんがえてないっぽいからゆっかー先輩か茜先輩でよくね?」

理佐「愛佳、うちやるよ。
たまには、珍しいこともいいっしょ?
ってことで、今回に関しては多分負けると思う。だけど、奏翔の作戦は守るってことで…勝つにしろ、負けるにしろ、やるだけやろうよ。しゃあ!行くぞ!」

全員「おーーーーー!」

理佐の合図で円陣をしたが、すぐ後に「あの、理佐が珍しいもんだね。なんか勝てそうな気がする。」と友香は言ったのだった。

ジャンプボールから始まったが、茜は競り勝ちボールを奪うと友梨奈がボールを持ち周りを見ながら慎重に前へと進んでいく。

梨香「奏翔、よっ!
始まってんじゃん。」

背後から聞こえた声に、奏翔はもちろんベンチのみんなもビックリしていたが、そのすぐ後に「いや、敵チームのベンチに堂々とくるのどうなの?」という奏翔のツッコミが入った。

奏翔が、突っ込んだと同時に友梨奈が1人でゴール下まで切り込みゴール下まで走り込むと後ろを見ずに背後の愛佳にパスを渡すとそのまま愛佳がシュートを打ちゴールを決めた。

梨香「へぇ、あの子やるね。
うちのチームのメンバー教えとくね。奏翔は初心者だし、手の内を見せてから倒すのも楽しいじゃん?
まず、今のスタメンはPGがさっきの優佳ちゃん。
SGが金村美玖ちゃん髪の長いポニーテールの子ね?
SFが宮田愛萌。あの子は性格もプレイも癖があるよ。話し方もね。見なくても分かると思う笑
んで、PFが加藤史帆、あの茶髪のロングの子。
Cは渡邉美穂ちゃん。そんなに大きくないけど、パワーはあるよ。」

梨香の紹介を聞いていたが、スコアボードは6対2になっており、既に第1Qも残り10分になっていた。

みんなが見た時には相手チームの愛萌が、美穂からのはやいパスをもらってレイアップシュートをする所だったがジャンプするかしないかのところで菜緒の手の平でボールが弾かれた。

梨香「見ての通り、うちらのスタメンは1年生。さっきも言ったよね?
2年はうちと、ベンチの右から原田葵、小池美波。2人とも小さいし黒髪と金髪でスグ見分け着くと思う。
そんで、3年が1人だけだけど、あそこでだるそうに座ってる齋藤冬優花先輩だよ♪
メンバー紹介終わったところでうちは、戻るね!」

瑞穂「奏翔の姉ちゃん自由すぎない?」

苦笑いしながら、瑞穂は言ったのだった。