奏翔は、自分の家に着き玄関をくぐると先に帰ってきてるであろう姉に声をかけた。
奏翔「梨香姉ただいま。
ちょっと話があるんだけどいい?」
奏翔は、姉のことを呼びながらリビングに入っていくと自分のスマホを見つめ渋い顔をしていたが、奏翔に気づくと笑顔で顔を上げた。
梨加「あ、奏翔おかえり。
話って、どうしたの?」
梨香姉こと、加藤梨香は奏翔の1つ上の姉であり、バスケの強豪校、桜蘭高校に通っている。
梨香はそこのバスケ部のキャプテンを務めており、いつも遅くまで部活をしているはずだが、まだ始まってないのか奏翔よりここ最近は帰りが早かった。
奏翔「僕、女バスのマネージャーやるから明日から帰り遅くなる。
練習試合とかで会うかもね?」
梨香「あ、そうなの?あんたが珍しいね。部活とかに入るなんてさ?」
奏翔は、梨香の言葉に何も答えずに、梨香飲もっているスマホに目をやった。
梨香もその視線に気づくと苦笑いして奏翔を見上げると、驚いたように肩を竦めて
梨香「さっき、部活の先輩からメール来たんだけどさ。
あんたがいる高校と来週、練習試合するんだってさ。
その日取りで3年が2人来てたってさ。」
奏翔は、自分の部屋に向かおうとしたが、慌てて後ろを振り向いた。
奏翔「は?今のまじ?」
梨香「マジじゃなかったら、うちも言わないよ。ほら。
これ黒羊の制服でしょ?」
梨香から見せられたスマホに写っている写真を見ると確かに黒羊の制服であることがわかった。
梨香「ってことだから、うちらも全力で行くから、あんたも頑張ってマネージャーやりなよ?」
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