?「君…バスケに興味無いか?
この高校の女子バスケ部にはマネージャーがいないんだ。もしバスケに興味があるならマネージャーをやって欲しい。」
僕が、この高校に入学して1週間後にいきなり上記のように声をかけられた。
あの、少女は凛々しくもあり繊細さも感じられ、周りに人を寄せ付けるような雰囲気をたたえていた。名前も知らない彼女に僕も寄せ付けられてしまったが…
この高校の名前は、黒羊学園。
黒羊と書いて【こくよう】と読む。
入学してから思ったが相当変わった名前の学校である。
?「やぁ、君はこの前、声をかけた子だね?来てくれてありがとう。
うちは、この黒羊学園2年女子バスケ部の平手友梨奈。君は?」
奏翔「加藤奏翔です。奏でるに翔けるに【かなと】って読みます。」
奏翔は、今まで何事にも興味を示さず周りとも関わらずに一人で生きていたため、友梨奈に自己紹介をしながらも自分の心境の変化に驚いていた。
文字サイズ: