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第一章『現れた教育実習生』 #15

とある晴れた日だった。他クラスの研究授業を受けながら、ノートにメモを取っていると、チーム火鍋の連中が授業中にもかかわらずやってきた。


「あっ、ここにいた!」

「何してんだよ、探したんたぞ」


ジセダイとドドブスの二人が彼の前に立ちふさがった。正直、黒板が見えなくなり、指導教員の板書を確認できず、彼の心は少し苛立っていた。

そんな彼のことなどお構いなしに、彼女たちは「ちょっと来てくれ」と腕を引き、無理やり教室から連れ出された。

指導教員の田岡に助けを求めると、彼は何も言わず、見て見ぬふりをしていた。