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生田絵梨花 「催眠術師」3

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 しばらく待機していると、声が聞こえた。物陰から覗うと、幸いなことに生田絵梨花一人だった。彼女は電話をしていた。

 チャンスが巡っている。不遇な人生に神がようやくチャンスを与えてくれたのだ。俺は獲物に飛び掛るライオンのように襲い掛かった。


 手錠をかけ、猿轡(さるぐつわ)を嵌めた生田を倉庫に入れると鍵をかけた。唸りながら俺を睨む生田を見下ろし、いっそこのまま犯してやろうかと思ったがせっかく催眠術を手に入れたのだ。

 使わない手はなかった。


「黙って俺の言うことを聞け。そうすれば痛い思いをしなくても済む」


 芋虫のようにモゾモゾと動く生田の腹を蹴ってやると、生田は怯えた表情で固まった。そうだ。人を服従させるには暴力が一番手っ取り早いのだ。

 男と女の力の差を考えれば、言葉で屈服させるよりも力で屈服させるのが得策である。恨むのなら、女に生まれたことと、俺に見つかったことを恨めばいい。


「いいか。黙って俺の言うことを聞くんだ」


 俺は生田に催眠術を試みた。DVDで見たように、生田はガクンと寝た。それを起こすと、目は虚ろな目に変わっていた。


「よし。かかっているな」


 底なし沼のように生気の感じられない目を見て俺は確信した。その証拠に猿轡(さるぐつわ)と手錠を外してやると、悲鳴はおろか逃げる素振りすら見せなかった。


「とりあえず脱げ。裸になれ」


「はい」


 立ち上がると、生田は洋服を脱ぎ始めた。白い素肌はきめが細かくて、水を弾いてしまいそうだ。

 白いブラジャーを取ると、形のいい胸がプルンと揺れた。前々から大きいと思っていたが、パットで誤魔化していたわけではないようだ。

 ショーツまで脱ぐと、生田は生まれたままの姿になった。運動で好んでするようなタイプではなかったが、まだ若いのと職業柄ダンスをするためか、そこそこに筋肉が付いた身体をしている。


「セックスはしたことはあるか?」


「ありません」


 マネキンのように立つ生田は、抑揚の無い声で言った。


「処女か。じゃあキスは」


「ありません」


 薄々そうだろうと思っていたが、まさか本当だったとは。


「こりゃあいい」


 俺は薄ら笑みを浮かべると、生田の唇を貪った。

 吸い付くと、犬のように唇の周りをペロペロと舐めた。口紅の味だけでなく、ミントのような味がした。


「ファーストキスを奪われてどんな気分だ」


「ベタベタで気持ち悪いです」


「おまんこもすぐにそうしてやるよ。ほら、座って足をMの字に広げろ」


「はい」


 ペタンと座ると、生田は恥ずかしげもなく女性器を見せた。


「普段オナニーをするのか」


「たまに」


 恋愛禁止だと聞いた。アイドルは恋愛をしてはいけません。しかし、セックスはしてもいいんです。俺は早速生田の女性器に舌を這わした。


「んっ……」


 ペロリと舐めると生田から声が漏れた。


「お前今感じただろ」


「はい」


 催眠術にかかっても感じるのか。俺にとっては好都合だった。ダッチワイフのように反応が無いと味気ない。


「じゃあ初めての潮吹きをさせてやらないとな」


 自分以外の指を挿れたことがないであろう小さな穴に指を挿れると、生田は苦悶の顔を浮かべた。