見つかってしまった。これでもうこの家では生きていけなくなる。良太がそう思ったときだ。まどかは彼の予想していなかった行動に出た。
「忘れ物を取りに戻って来たらいいもの見ちゃった。ねえ、それでオナニーするつもりだったんでしょ。見せてよ」
「え? いや……」
「見せてよ。見せてくれたら誰にも言わないであげるから」
ニヤニヤとするまどかは、それまで見たことの無い顔つきだった。いじめっ子のような顔をして良太のことを見ている。
「良太君の部屋にあるゴミ箱、いつもティッシュだらけだよね。ね、あれって私をオカズにオナニーしてたわけ?」
「いやあ、その……」
しどろもどろになる良太に、まどかは詰め寄った。逃げようにも、背後はもう壁だった。
「貴浩さんってほとんど家にいないでしょ? 新婚なのにさ。私ね、一人で慰めているんだよ」
言葉の意味が分からなかった。いや、分かったが、理解が出来なかった。なぜまどかがそんなことを言うのか。どうして、“あの”まどかがそう言うのか。
「ほら、おちんちん出して」
壁際に追い詰められた良太のスエットが下ろされた。ダランとしたペニスが外気に触れる。
「ほら、私の下着鼻に押し付けて」
「むぐぅ!」
手に持っていた下着を鼻に押し付けられた。尿と織物が入り混じったにおいに、良太は頭がクラクラとした。
「あは。おちんちん勃起してる。ね、そのままオナニーしてみて」
勃起するペニス。良太は訳も分からず、まどか言われるがまま自慰を始めた。
「いつもそうやっているんだ。いつもはどんな妄想でしてるの?」
吐息が顔に当たる。ガムを噛んでいたのか、まどかの息はミントのようなにおいがした。
「お風呂に入っているまどかさんに『一緒に入らない?』って言われて、そのままエッチしたり、料理中のまどかさんを背後から胸を揉んだり……」
「他には」
真っ白な頭の中に浮かぶ情景は、夢を見ているようだった。
「他にはええっと……朝まどかさんが起こしに来てくれてフェラしてくれたり、寝ているまどかさんのベッドの中に入って、あそこをいじったり……ううっ、もうイキそうです……」
アブノーマルなシチュエーションがいつもより興奮をかき立てているようで、良太は気を抜くとあっという間に射精してしまいそうだった。
「もうイっちゃうの? 早漏は女の子に嫌われちゃうぞ」
そう言って舌をヘビのようにペロペロと出し入れしているまどかを見たときだ。急激に襲ってきた射精感に、呆気なく良太は屈した。
「うっ……」
水鉄砲のようにスペルマが発射された。白濁の液体はフローリングの床を汚した。
「すごい量。においも強烈ね。でも若いんだからまだまだ出来るわよね」
尿道から液体を滲ませるペニスを持ちながら、まどかは嬉々とした顔をしていた。