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それから、咲良は度々、小栗俊太郎からラブレターを受け取っていた。

似たような内容のラブレターだが、俊太郎のマジは伝わってくる。

とにかく返事が欲しい…と。

「返事…か…」

「咲良」

「おたべさん…」

「あんた、小栗からの手紙の返事したんか?」

「いえ…まだ…どうしていいか分からなくて…」

「わからんて、イエスかノーやで?」

「おたべさんだって…どうするんですか?」

「うちは返事したったで」

「そうですか…って、はい!?おたべさんいつの間に!?断ったんですよ…ね?」

「ああ…付きおうたるってな…」

「やっぱり断ったん…ええええ!?おたべさん?色恋沙汰はナントカ、尻軽がどうとかいってましたよね?」

「さあ?どうだったかな?」

「はぁ…おたべさん、結構積極的なんですね…」

「自分でもな、びっくりしたはるんや…なあ、咲良…相手がマジならこっちもマジで受けたらなあかんで?イエスでもノーでもな。うちは、雄介のマジ、受けたろおもてな…どうなるかわからんけど…」

「おたべさん…」