UFOキャッチャーで盛り上がった後、しばらくゲームに興じ、いい時間になった為に帰ることにした4人。
「さくらさん…気づいてますか?」
「ああ…つけられてる」
「俊…」
「4人…お目当ては、さくらさんとおたべさんだな」
「まあ、うちら、超絶カワイイしなぁ?羨ましいんやろ」
「どうする?俊」
「どうするって、どうもしねえよ。まあ、せっかくのデートを邪魔するってなら、容赦しねえけど」
「地元のヤンキーだろ」
4人は気付かない振りをして、駐輪場へ。
駐輪場は施設から少し離れており、人もまばらだ。
4人がバイクに近づいたとき、はたして、つけていた4人のヤンキーが吹っ掛けてきた。
「よう、そこのお姉さま2人?俺らといいことしようぜぇ?」
さくらとおたべが鋭いガンをとばす。
「おおこわ!」
やはり4人は地元のヤンキーでかなり質が悪そうである。
「おい、お前ら、女おいて、帰ってくれる?あひゃひゃひゃ」
「なあ、クロ?」
「何ですかぁ?俊」
「俺ら、そんなに弱そうに見えんのかな?」
「んー。まあ、超絶カワイイ彼女2人に鼻の下は伸びてるよね」
「あれぇ?お兄さん達、この状況で余裕じゃん?ボコちゃおうかなぁ?」
「 なあ、さくら。こういう奴等みてると、雄ちゃんと俊ちゃんが際立って、ええ男や思うやろ?」
「はい…ああいうの、ヘドがでますね…」
「あのさ、4対2で勝ち目ないんだし、さっさと女置いて行けよ、リア充くん」
「あはははは」
俊太郎が笑う。
「何が可笑しいんだよ!ボコるぞマジで、ああこら」
「お前ら、数も数えられないのか?何で4対2なんだよ?」
「はい?もしかして、お前、彼女2人人数に入れてんの?バカなの?」
「やだねえ、盛りのついたヤンキーって…」
「あん?誰が盛ってるって?マジボコるわ…おい!」
4人が迫ってくる。
「なあ、雄ちゃん。うちとさくらでやっちゃってええかな?」
「いやあ、レディーに怪我させらんないでしょ?なあ、俊」
「さくらさんとおたべさんが、コイツら程度で怪我?イヤイヤ、クロ、有り得ないでしょ」
地元のヤンキーの一人が、おたべという名前に狼狽えた。
「おたべ…?待て、冬木…」
「何だよ、夏川」
「おい、おたべってどっちだ?」
「ウチや」
「東京の馬路須加女学園の…おたべ…か?」
「ああ、そうや?ウチはあんたなんか知らんよ?」
夏川は明らかに動揺している。
おたべがさくらと呼んでいる隣の少女は…
「冬木…春野…秋山…ヤベエぞ…」
「何がだよ?」
「あの二人は…東京馬路須加女学園のヤンキー…」
「はあ?ヤンキー?あの二人が?イヤイヤ、ないだろ、そいつは。どうみても超絶カワイイJKだろ。あっちはちょっとJKには見えねえけど」
「あいつがおたべって事は…さくら…ま、マジ女のテッペン!?」
「なんや、あんた、ウチら知ってるみたいやな?ウチがおたべ、隣がさくら、マジ女のテッペンや!」
「マジ女の…テッペン…さくら…ソルトに認められた…」
「なんなんだよ、マジ女とかテッペンとか?まあ、ヤンキーったって、所詮女だろ?どうってことねえだろ」
「俺の姉ちゃん、東京なんだけどよ…マジ女に潰されたんだよ、ソルトってテッペンに…」
「あー、つまり、夏はビビってんのか?情けねえ」
冬木、春野、秋山は構わず、俊太郎と黒崎に突っ掛かる。
「おい!やめろ!マジ女のテッペンとおたべのオトコって事は!!」