魔素羅尾高校ラグビー部部室
四天王、小栗俊太郎、黒崎雄介、青木、赤川が麻雀に興じていた。
「ポーン」
「あれ?青木、安手かい?」
「早そうだな、っと、そういや、クロ。おたべさん返事きたのか?」
「来たも何も、付き合ってるよ、で、リーチ」
「なにいいいいいい!聞いてねえぞ!クロ!」
「言ってねえもん」
「マジか!はぁ…マジかぁ…」
「その様子じゃ、テッペンからはなしのつぶてか?」
「ああ…でも諦めねえぞ」
「大体あれだろ?俊ちゃんの手紙、何書いてんのかわかんねえんじゃね?」
「ああ、有り得るな、俊は漢字ダメだもんな、通らばリーチ」
何やら、表が騒がしい。
程無く、部室のドアがノックされる。
「失礼します、小栗さん…」
「きたーーーー!何だよ?今、いいのツモったんだけど」
「小栗さんに、会いたいって人が来てるんですけど」
「ああ?あー、待て待て、今いいとこなんだよ」
俊太郎は入口に背を向けているので、誰が来たのかわからない。
「俊ちゃん!」
黒崎がにやけながら俊太郎を呼ぶ。
「わかってるって、今切るから…これは…切れねえ…これは…」
「俊ちゃん!」
「何だよ、クロ!もうちょい…?」
黒崎がうしろを見ろと合図する。
俊太郎がうしろを振り向くと…
「どわあっ!さ、さ、咲良さんっ!?」
そこには咲良が鋭い眼光で立っていた。
俊太郎は驚きすぎて、椅子から転げ落ちる。
空気を読んだ3人は部室を出ていく。
「頑張れよー俊ちゃん」
小声でそういって出ていく黒崎。