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アブノーマル 泥酔女のツレ 1

泥酔女も持ち帰ったけど、結局はそのツレの女とヤった話する。

よく行くバーに来るそこそこの年齢だがカワイイ感じの女。でもハードレズなんだ。 
だけど、いつもイイ女を連れてる。 
ある日会ったら東京から(漏れは地方都市)友達が来てるという。 
これがまた、なんというか豊満!って感じで漏れの好みにドンピシャだった。 
財閥系商社で若いうちに上司とケコーンしたらしいが、更に若い子に手を出したらしくリコーン。 
慰謝料も歳の割には結構ふんだくれて、しばらくは気ままにやってると言う。 
漏れも週末、バツ1、金有りってのはなかなか無い好条件だ!って事で一緒に飲むことにした。

その2人がレズだったのかはわからないが、見た目はそんなにイチャつくわけでもなく 
フツーの女友達付き合い風に見えた。漏れが2,3歳若いって事がわかってから急に 
タメ口になって、会話の間に肩や腕に手をあてたりして、これはイイカンジ。

女のスペック書いとく。顔はそれほどハデじゃないが若い頃の木の実ナナ風。 
若い子は知らないか。 
なんか豪快さと女らしさがハデに表れてるというか。で、顔はすっとしてるが 
ボディーは豊満って感じ。ただ腰から下はシュっと細い。かたせ梨乃風? 
ああ、盛れってたとえがオサーンだな。ま、とにかく漏れの好みだったわけ。

でも知り合いはレズだから、漏れは相手にしてもらえないかもな〜とも思ったり 
しながら杯を重ねる。

ただ、会話の様子とかみてると、ケイ(仮名)もまんざらではない様子。 
ここはもう一人を何とかして片付けなければ。 
「そういえばケイ(飲み屋の顔見知り、ハードレズ)ってこの前誕生日だったよね?」 
もう1ヶ月も前の話だがそんな理由で、ケイの好きなバーボンをボトルでオーダー。 
といっても場末の店だから¥4000なんだぜ。それとつまみを取ってとにかく飲ませた。

漏れも就職した頃は東京にいて、そこそこいろんな場所に行ったからナナとも話が 
合わせられて、住んでた中目黒のあたりとか、前を通ったことしかない大丸ピーコック 
の話でなんとなく盛り上がってた。

知り合いのハードレズ -> ケイ 
木の実ナナ -> ナナ としてくれ。

2時間もするとケイはすっかりヘベレケ。 
ナナに聞くと今日は繁華街近くの外資系ゴージャスホテルに泊まってるらしい。 
「あそこの上の階にあるバーに行ってみない?夜景がきれいだよ」勿論、その帰りにそのままなだれ込む事を想定してだ。 
タクシーで3人で移動。ケイは支えれば歩けるが、、、という状態。 
ホテルに着いてエレベータホールに。そこでナナが言い出した。 
「ケイがこれ以上飲めそうにないから部屋で休ませてく」 
それを聞いて、漏れはガッカリ。 
シングルかツインか、それともダブルか知らないが、相手は漏れではなく 
やっぱり女がいいのか、と、かなりガッカリした。

エレベータを途中で降りてケイを部屋に入れる。 
ベットは一つ。セミダブル?それとも高級ホテルのシングルなのか。 
ケイをソファに寝かせてブランケットをかける。ん?なんでベットじゃないの? 
冷蔵庫からポカリを出してテーブルに置く。気が利くなぁ。 
「さ、それじゃ行こうか」 
ナナが漏れの腕をとる。 
おっ!腕がオパーイに当たって、やわらかーい。 
でも漏れは相手にしてもらえないのになんで? 
年下の男の慌てぶりをみるのが面白いんだろうか。 
いろんな事を考えながらエレベータは上がっていった。

高い階のラウンジに入ったが、天気はうすくもり。夜景も近くはいいが、遠くはぼんやり。 
漏れらは奥の静かな席に通された。 
ナナが飲みたいと言うので赤ワインのハーフを一本とつまみを少々。 
それからはナナの話を聞いた。結婚の話。相手の話。 
「であなたは?」 
ちょっと前に何となく別れた話。 
時間はまだ午後11時半。夜はまだまだこれからだ。

2人でなかなかイイ話をしてたと思うが、漏れはケイが部屋に居る限り 
ナナとのコトは無理だな、と諦めていた。そう思うと確かにイイ女だが 
ココで金と時間を使うのはムダで、別の店に行って楽しく飲んだほうが 
いいんじゃないかと思えてきた。 
すると、突然、ナナの携帯が鳴った。電話の相手はケイの様だ。 
「ちょっと部屋に行って来るから、待ってて」 
そう言うと、小走りにエレベータの方へ行った。 
一人残された漏れはすることもなく、逃げられて残された男のような気がして来た。 
改めて回りを見渡すと、カップル、男女のグループ。女同士は居るが男だけなのはオレだけ。 
もしかしたらケイも戻ってくるかも知れない。そうなれば今夜のコトは絶対に無理だ。

どのくらい時間が経ったか判らないが、入り口を見てるとナナが一人で戻ってきた