「あーあ、机も、体操着も汚しちゃってぇ。こんなことしてたの、みんなに言われたらヤダよね?」
俺もいじめっ子の気質があるのかもしれない。
が、俺はいじめること自体が楽しいんじゃない。
好きな、あぁそうだ、好きな子を苛めて、いつもと違う表情を見るのが好きなんだ
怯えた表情で、こくりと一度だけ頷く彼女。
次の言葉を言う前に、唇を舌で舐め湿らせる。
「んじゃ、俺の言うこと何でも聞いてよ。そうしたら黙っててあげる」
何でも言うことを聞く、それの意味することが分かっていないのか、
ちょっと嬉しそうに何度も何度も頷く彼女。
罪悪感が少し募る。
ここで適当なお願いだけしてやめるべきか・・・とも思ったが、
少し崩れた衣服の彼女を見て、そんな考えも吹き飛ぶ。
「それじゃ、続き、してみろよ」
一瞬、何のことか分からなかったのだろう。
きょとんとした彼女の表情が、見る見るうちに赤く染まっていく。
それでも、よろよろと立ち上がって俺の机の前に立つと、
机の角を見て、それから俺に何かを求めるような目線を投げる。
許可を求めてるってことに気付いた俺は、俺の机でやっていいよ、と声を掛ける。
それを聞いて彼女がちょっと嬉しそうに見えたのは気のせいか。
さすがに俺の体操着を再び使うことは無かったが、
ワンピースの裾の中に机の角を入れていくような感じで角を股間を押し当て、
先ほどのようにカタカタと小刻みに動き始める
見られている事に興奮しているのだろうか、若干涙目のようにも見えるが、
彼女の表情が先ほど遠目で見た表情より数段恍惚の表情に見える。
しばらくカタカタとしていた彼女が、
「あ、あの…お願いがあるんですが」、と口を開く
何?と返すと、「Tさんの手、握らせてくれませんか?」と言う彼女
黙って手を差し出すと、それをキュッと握ってくる。
小さい、強く握ったら壊れてしまいそうな手。
その手がしっかりと、力強く俺の手を握っている。
そのまま彼女が俺の顔を見ながらカタカタと
続きを始めると、しばらくして指先が肉に食い込むぐらい握っている手の力が強くなってきて、
Tくん、Tくんと何度も呟く。
ここの俺を呼んでるのではなく、妄想の中の俺を呼んでるのだろう、か。
と、1~2分ほどだった頃に彼女がビクンとしたかと思うと、彼女が机に覆いかぶさるように
へたりこみ、握った手も離れた。
軽くイッた、という奴だろうか。
愛おしさが込み上げてくる。
もっと、もっとこいつの色んなところを、色んな仕草を見たい。
机にもたれかかっている彼女に、
「ほら、立って。まだ終わりじゃないよ」
と声を掛け立ち上がらせる。
力が出ない状態で無理に立とうとしているからか、棒立ちの彼女が若干左右にふらふらと揺れている。
「んじゃ…ワンピースの裾めくって、中を俺に見せてよ」
正直、もっと抵抗すると思ってた。
本当に嫌がるようなら、やめようと思ってた。
けど、躊躇しながらもするすると手を下に伸ばし、指先で淡いブルーのワンピースの裾を掴む。
そして、恥ずかしそうに横を向きながら、そのワンピースの下の普通人には見せない布地が
見えるか見えないかぐらいまでたくし上げる。
まぶしいぐらい白い肌。
そのふとももの付け根に位置する三角の部分の一番下の部分がちらりと見えた気がするが、
ほとんど見えなかった。
グレー…っぽかった気がする。
「もっと、良く見せて」
俺は一歩近づいて更に命令をした
観念したように、裾を持つ手を引き上げる彼女。
パンツの上のラインどころか、可愛いおヘソまで見える。
…というか、ワンポイントのリボンがあるにせよ、普通の白いパンツだ。
さっきグレーに見えたのは…。
良く観察してみると、パンツの下の部分が、湿ってやや変色している。
これと光の具合で、グレーに見えたのだろう。
これが濡れてるってやつだろうか。
と、一度今の状況をふと気付くと、いつもみんなと一緒に授業を受けている教室で、
とても可愛いクラスメイトが、真っ赤な顔で恥ずかしそうに真っ白な素足をさらしながら
ワンピースをたくし上げて俺にパンツを見せている。
この状況をふと考えると、俺の中で何かを制御していたものがどこかに飛んでいく
彼女の目の前まで移動し、肩を掴む。
ワンピースの裾を持ったまま、びくっと反応する彼女
「キス、するよ」
嫌だったら逃げてくれ。
そういう思いを込めて、これからする行動を宣告する。
彼女は、びくっとして俺の顔を見る。
驚きの表情はあるが、嫌悪は見られない。
替わりに、裾から手を離し、クッと斜め上-俺の方-を向き、目を閉じる。
肩においていた手を背中に回し、ゆっくりと唇を重ねる。
鼻先にそっとかかる彼女の鼻息が、妙に熱っぽく感じる。
何度も何度も角度を変えてキスを重ねると、彼女の手も俺の背中にそっと回され、
完全な密着体制になる。
当然の事ながら、俺のモノはだいぶ前からはちきれんばかりに勃っていた。
そんな状態で密着したら、必然的に彼女に押し付けるような体勢になる。
今までは当てないようになるべく引いた体勢でキスをしていたのだが、
もうこうなったら開き直れとばかりに積極的に彼女に押し付ける。
俺のモノが押し当てられた瞬間、背中に回された手が一瞬、ぴくっとなる。
が、その後背中に回された彼女の右手が、俺の尻、太ももの側面と順に回っていき、
…俺の股間にそっと当てられる。
正直、予想外の行動だった
俺のズボン越しに、何度も往復するように彼女の手が股間をさすっていく。
と同時に唇からそっと顔を離し、今度は俺の首筋、耳などを舐めたり噛んだりしてくる。
左手が、俺のTシャツの中に入り込み、乳首の部分をさすり始める。
これ、立場逆じゃないか?と思いつつも気持ちよすぎて抗えない。
と、股間をさすっていた手がちょっと離れたかと思うと、チチチ…という音がする。
それがズボンのジッパーを下ろされた音だと気付いたのは、彼女の手がズボンに進入し
更にボクサーパンツの中にも進入してモノを掴んだ時だった。
彼女は直接掴んだそれをまた何度かさすったあと、するするとパンツ及びズボンから取り出す
彼女はすっとしゃがみ、外気に触れたそれを目前にする位置にまで目線を下げる。
攻守逆転というか、主導権があっという間に彼女に移っている。
それはそれで構わないんだが、あまりの物怖じしなさっぷりに、
もしかして男性経験豊富なんでは?という疑念がよぎる。
「もしかして、こういうこと慣れてる?」
本来は聞くべきことじゃないが、その時はデリカシーも何もわからない中学生の身だ。
だが彼女は気を悪くした風も無く、にっこりと笑って首を横に振る
「はじめて、だよ。でも、いつかTくんとこうなれたらいいな、っていつも思いながら
色々してたから・・・。さっきもそんな感じで想像してたし。ね、もっと色々していい?」
もっと色々というのが何を意味しているのかがわからないが、とりあえず頷いてみる。
と、彼女は握っていた俺のモノにキスをした。
ちょっと唇が触れただけだが、その感触は電流が走ったかのような形容しがたい興奮を運んでくる。
そんな俺の表情をちらりと見ると、今度は舌をつっと這わせ、竿の部分を舌先で上下になぞり始める。
まずい、もう出そうだ。
決して直接的な感覚として強い刺激があるわけじゃないんだが、
シチュエーションの特殊さもあってかどんなオナネタより興奮している。
と、更に恍惚の表情を浮かべた俺を見て、今度は口の中に俺の分身を頬張った。
もう限界だった俺が、その情景を認識した時点で絶頂に至り、勢い良く彼女の口内へ射精してしまう
「ごめん、あんまり気持ちよかったから出ちゃった・・・ホントごめん」
俺は慌てて口内に発射してしまった事を謝罪する。
が、彼女はケロリとした顔でモゴモゴと口の中で精液を転がしている。
そうしているうちに、何とコクンと喉を鳴らして口内のものを飲み込んだ。
「えへへ、苦いね」
とあっけらかんと笑う彼女。
やばい、可愛い・・・。
こんな無防備な女の子を、他の男、他の奴から守ってやりたい・・・
俺の分身をハンカチできれいに拭き、自身の衣類も整えた彼女は、俺をおずおずと見上げて口を開いた
「Tくん・・・色々とごめんね。今日も勝手にこんなことしちゃって、この前も迷惑なの
気付かなくて誘っちゃったりして。
私、人の気持ちが良く分かってないところあるから、人とうまく付き合えないんだ」
とまで言った後、寂しそうに目を伏せる
「だから、こんなことで喜んで貰えたら嬉しいけど・・・やっぱり、これも迷惑だったかな?」
もう駄目だ、こんな女を放っておけるか
「とりあえず、一緒に帰ろう。明日、移動教室一緒に行こう。図工のデッサンも組になろう。
昼飯も、一緒に食おう。毎日でも構わない。嫌じゃなければ、休日も遊びに行こう。」
クラスの連中から冷やかされてもいい、それこそハブにされても構わない。
俺がこいつを守らなくて誰が守るんだ。
いや、俺以外の誰かに守ってもらうなんて嫌だ。
俺が、俺がこいつを守るんだ。
嬉しそうに目を見開く彼女。
後は何も言葉を交わさずに、キスをする。
苦い精液の味がして顔をしかめる俺を見て、何ともなしにお互いが笑った。